バラの主要病害虫と防除方法のヒント

草間祐輔

9 灰色かび病

灰色かび病.pngしみ状の赤い斑点が現れた花弁

(症状と原因)

花弁にしみ状の赤い斑点がつきます。

ボトリチス病とも呼ばれ、草花、野菜など多くの植物に寄生します。

冷涼で雨や曇りの日が続き、湿度が高い条件で発生しやすく、被害部分で胞子が増殖して風で周囲に飛散します。

バラでは咲き終わった花がらをそのまま残しておくと、そこで病原菌が増え、灰色のカビが生えて腐敗します。

なお、この病気は植物体が弱っていると被害を受けやすく、風通しや日当たりが悪いと発生が促されます。

(対処・予防方法)

・咲き終わった花がらは花茎ごと取り除きます。
・発病した花、株周辺の落ち葉はすみやかに除去し、清掃につとめて伝染源を減らします。
・水やりは必ず株元に直接与え、葉や蕾にかからないようにします。
・チッ素肥料を一度に与え過ぎると発生を促すので注意します。
・日当りや風通しを良くし、日ごろの栽培管理を徹底して植物を丈夫に育てます。
・薬剤を利用する場合は、発生初期にベニカXファインスプレーを植物全体にむらなく散布して蔓延を防ぎます。

ベニカXファインスプレー950ml_4975292602651_p03_dl_800.jpgベニカXファインスプレー

ばらの灰色かび病、黒星病、うどんこ病のほか、アブラムシ、ハバチ、バラゾウムシ、ハダニ、ケムシ、カイガラムシまで幅広く防除できる殺虫殺菌剤。

アブラムシには約1カ月の持続効果がある。

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