バラの主要病害虫と防除方法のヒント

草間祐輔

5 アカスジチュウレンジ(ハバチ類)






アカスジチュウレンジ(ハバチ類).png葉縁から激しく食害している幼虫



(症状と原因)

アカスジチュウレンジはイモムシに似ていますが、植物を食害するハチの仲間で、幼虫が群生して葉を食害します。
初夏から晩秋まで発生します。
幼虫は大きくなると3cmにも成長し、食べる量も多いため、放置すると全ての葉が食べつくされ株が丸裸になることもあります。
多くの葉が食害されると株は衰弱し、その後の成長や開花にも影響がでます。
成虫は黒い羽を持ち、オレンジ色の体をしたハチで、若い枝の中に産卵します。
枝の中で卵から孵った幼虫は再び群生して葉を食害します。

(対処・予防方法)

・日ごろから葉が食べられていないかよく確認し、葉に群生した幼虫を見つけたら枝ごと切り取って処分します。


・枝にとまって産卵中の成虫を見つけたら捕殺します。


・幼虫の発生初期に殺虫剤を植物全体にむらなく散布します。手軽なスプレー剤ではベニカXファインスプレーを、噴霧器を使う場合は、ベニカR乳剤を水で薄めて散布します。




ベニカXファインスプレー950ml_4975292602651_p03_dl_800.jpgベニカXファインスプレー

速効性と持続性を兼ね備えた殺虫殺菌剤。
殺虫成分、殺菌成分は葉に浸透し、アブラムシでは約1カ月効果が続く。
葉の表面に散布することで、葉裏についた病原菌の侵入を防ぐ作用もある。
ハバチ、アブラムシ、ハダニ、バラゾウムシ、ケムシ、カイガラムシ、うどんこ病、黒星病、灰色かび病まで幅広く防除できる。

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