バラの主要病害虫と防除方法のヒント

草間祐輔

4 うどんこ病






うどんこ病.png葉に白いカビがはえ、被害部分に凹凸ができた様子



(症状と原因)

春~秋にかけて、ばらに発生する主要病害です。

葉の表面に小麦粉をまぶしたように白いカビがはえます。

病原菌は葉面に菌糸を伸ばし、その一部が葉の中に侵入し、植物の栄養分を吸収しながら広がるため、成長が妨げられます。

被害が進行すると葉がよじれたり、波打ったり、凹凸ができたりします。

大抵の病気は湿度が高い条件で発生しますが、うどんこ病は比較的乾燥条件で発生しやすく、昔から「空梅雨の年に発生しやすい」と言われます。

発病部分でカビの胞子ができ、風で飛散して周囲に伝染します。

(対処・予防方法)

・発病した葉や落葉はすみやかに除去し、株周辺の清掃につとめ、伝染源を減らします。

・ 枝葉が茂りすぎて風通しが悪いと発生しやすいため、密植を避けて、適宜剪定します。

・ チッソ肥料を一度に与え過ぎたり、軟弱に育てたりすると発生しやすいので注意しましょう。

・発生初期に殺菌剤を植物全体にむらなく散布して蔓延を防ぎます。希釈して散布液を作る場合はサプロール乳剤やダコニール1000を、スプレー剤では、ベニカXファインスプレーやマイローズ殺菌スプレーを散布します。




ベニカXファインスプレー950ml_4975292602651_p03_dl_800.jpgベニカXファインスプレー

ばらの黒星病、うどんこ病、灰色かび病のほか、アブラムシ、ハバチ、バラゾウムシ、ハダニ、ケムシ、カイガラムシまで幅広く防除できる殺虫殺菌剤。アブラムシには約1カ月の持続効果がある。

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