バラの主要病害虫と防除方法のヒント

草間祐輔

3 黒星病






黒星病.png葉の表面にしみのような黒褐色の斑点が現れる



(症状と原因)

春~秋にかけて、ばらに発生する主要病害です。

はじめのうちは、葉の表面にしみのような黒褐色の斑点が現れ、被害が進むと葉は黄色く変色します。

多く発生すると激しく落葉し、光合成が抑えられるため、樹勢は著しく衰えて次年度の開花にも影響します。

伝染方法は、病斑部分に胞子が作られ、その胞子が風や雨の跳ねかえりで周囲にうつります。

大雨や、特に台風の後などに蔓延する傾向があるので注意しましょう。

(対処・予防方法)

・発病した葉や落葉はすみやかに除去し、株周辺の清掃につとめて伝染源を減らします。

 強風の後は発病した葉が株の周りに落ちて散乱し、その後の降雨で病原菌が跳ね飛んで庭中に蔓延するため、特に台風の後は庭の清掃を徹底します。

・チッソ肥料を一度に与え過ぎたり、軟弱に育てたりすると発生しやすいので注意します。

・発生初期に殺菌剤を植物全体にむらなく散布して蔓延を防ぎます。

・希釈して散布液を作る場合はサプロール乳剤やダコニール1000、ベンレート水和剤を、スプレー剤ではベニカXファインスプレーやマイローズ殺菌スプレーを使用します。




ベニカXファインスプレー950ml_4975292602651_p03_dl_800.jpgベニカXファインスプレー

ばらの黒星病、うどんこ病、灰色かび病のほか、アブラムシ、ハバチ、バラゾウムシ、ハダニ、ケムシ、カイガラムシまで幅広く防除できる殺虫殺菌剤。アブラムシには約1カ月の持続効果がある。